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狭小敷地など限られた土地にマイホームを建設し、居心地の良い生活を営むためにはいくつかの心構えが必要です。
まず各部屋に必要な広さや動線、全体のバランスを考えていきます。モノの要・不要、機能性、デザインなどを考慮しながら必要最低限に絞っていくことが必要です。狭小住宅に暮すということは、精神と空間のシェイプアップが求められます。
■ 狭小敷地の10原則
(1) 敷地
狭小敷地の場合、できるだけ敷地いっぱいに家を建設し広い面積を確保したくなるのが常です。しかし、敷地いっぱいに家を建ててしまって気が付くとお隣とリビングの窓が向かい合っている、ダイニングにお隣のトイレが隣接していて窓を開けられないなどといったことが起きてしまう場合があります。家を建てる際には隣家の現状の調査なども事前に必要となります。
(2) 部屋の広さ
狭小敷地ではここも、あそこもと言った贅沢はできません。生活の中で必要と不必要を明確にし、どこに重点を置きどこをはぶくかをハッキリさせる必要があります。例えば寝室は寝るだけと割り切ってベッドと小型家具が納まる広さにする、ベッドは置かずに布団を敷いて寝るなどが考えられます。
(3) 動線計画
住まいには様々な用途の部屋があります。部屋は一つ一つが独立しているわけではなく、用途別にリンクしますので生活に伴う動きが無理なく流れるように配置することが理想です。
(4) オープンな空間
視界がさえぎられるとそれだけで空間が狭く感じられます。狭小住宅の場合は引き込み戸やガラス戸を上手に使い視覚的にオープンな状態を作ると平面的に広がりが得られます。また日常生活の目的にあわせ空間を開放・独立と変化させることで無駄なく広さを使いきれるでしょう。
(5) 高さのメリハリ
狭小敷地ではどうしても室内に圧迫感が生まれてしまいます。その圧迫感を和らげるためには天井の高さや形状に変化をつけるとメリハリが生まれて効果的です。吹き抜けやロフトを設けるなどが挙げられます。
(6) デットスペースをなくす
床下や天井裏、階段下など住まいには意外とデットスペースがあります。それらのデットスペースは収納のスペースにすることで空間に広がりが生まれます。外気に面する壁や屋根には断熱保温効果のため一定の空気流通層を置く必要があります。しかしそれ以外の場所は逃さず利用しましょう。
(7) 自然との共存
狭小住宅ではゆったりとした庭を作ることはできません。しかし、小さい庭や花壇なら設けることができるでしょう。たとえ小さくても四季の移り変わりを感じられるでしょう。
(8) 屋上の利用
屋上に多目的スペースを作ることで工作の場やミニ庭園・菜園を楽しむことができます。また屋上に広いベランダを作ることで洗濯物を干すスペースもたっぷり取れるでしょう。
(9) 採光と日照
建物が交通量の多い道路に面している場合や、隣家と隣接している場合には窓の位置と大きさを考慮する必要があります。光を取り入れようと開口部を広くすればするほど、内部のプライバシーは保てなくなります。結局一日中レースのカーテンを引き重苦しい空間になってしまうおそれがります。採光は正面からだけではなく、建物の横、斜め、上などあらゆる方面から取ることができないか追求してみましょう。
(10)換気と通風
部屋の機密性は大切ですが、行き過ぎてしまうと空気がこもりカビの発生原因になります。部屋には風の入り口と出口の開口部を2箇所程度用意するようにしましょう。通風が良くなることで住む人間の気持ちや健康もよくなりますし、建物に湿気がつかないことで建物の寿命を延ばすことができます。
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